つぶやくことのできる安心感
2022年5月25日 09時06分今日も全ての教室で、楽しい授業が展開されていましたよ!
授業を参観しながら思い出したことがありました。
その昔、「授業は、子どもが手を挙げてさえいればよいというものではない。」とか「笑いのない授業はダメだ!」などと、「授業観」について先輩の先生方から指導されることがありました。当然、低学年さんと高学年さんとでは違う場面があるだろうし、教科や領域、1時間ごとの授業のねらいなどによっても違ってくることはあるのですが……。
学習規律をしっかりと身に付けさせたいときには、「意見がある人は手を挙げて!指先までしっかりと伸ばして!」と指導することもあるだろうし、授業の内容や倫理的に絶対に笑ってはいけない場面もあるだろうと思います。
先輩からのご指導等に共感しつつ、個人的には、(自分の思いや考えを発言する際に、挙手などせず座ったまま)つぶやくことができる授業、つぶやくことができる教室をつくることも大切であると考えます。それは、やはり子どもたちには、安心感を持って授業に臨んでほしいと思うからです。
大変前置きが長くなりましたが、本校の授業には、どこの教室にも「つぶやき」があるということと、その価値をご紹介したかったのです。また、「どうして~~~かな?」などと疑問をつぶやく場面や、「は!~~~だ!」などと気付きをつぶやく場面があるなど、そのつぶやき方も多様です。でも、安心しているからこそのつぶやきです。これからも安心感のある授業、安心感のある教室を目指していきます。
とはいえ、これらのつぶやきを拾いつつ、更に一定の緊張感や学習規律等を保ちつつその授業のねらいに迫ることは、教員としての高い技量を要求されるわけですが……。本校の先生方、がんばってくださっています!